旅行日記


by dance_littlerock
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夢のエアーズロックへ

 某都市銀行への就職が決まり、いよいよ来月から社会人になる目前、オーストラリアへ卒業旅行に行ってきました。オーストラリア行きは、昨年9月('96)に次いで2回目、その時エアーズロックに足を踏み入れる事なく帰ってきたことを後悔し、半年後その夢を叶えるべく、海外旅行は初めてという高校時代の親友・Y恵を旅のお供に、南半球行きの飛行機に乗り込むのでした。

 1997年3月6日(木)
 夜、関空を出発した半年ぶりのカンタス航空。フライトアテンダントは、一般的な綺麗なスッチーではなく、髭を生やしたおやじばかりで、愛想もすごく悪い。さらに、私たちの席は、トイレの前で、窓は非常出口になっている。何か起きた時は、すぐ逃げ出せるけど、開きそうで怖い!さらにさらに、私は、ロンドンとパリへの卒業旅行から帰国3日目で、またこの卒業旅行へ乗り込んだ。その疲れからか、ちょっと風邪っぽい、しんどい、鼻水が出る。「大丈夫かな」そんな不安を抱えつつ、窓の外に顔を出し始めたお日様にお祈りをした。

  3月7日(金)
 メルボルンは、緑がたくさんあって綺麗な街、宿泊地のQueensberry Hill YHAも今まで泊まったYHAの中で一番綺麗だった。でもここは、灼熱のような暑さ。熱があるのか、身体がふらふらするが、市場に行き、緑色のグレープを買って食べる。これがかなり美味しい。種無しだし食べやすく、風邪気味を忘れるかのように、いっぱい食べた。夜は、オージービーフを焼いて食べた。硬いが美味しい。どうやら、食欲はあるようだ、良かった。

 3月8日(土)
 昨日よりかなり涼しい。どうやら昨日は異常だったようだ。メルボルンの街中を歩いた。綺麗だけど、特に目を引くものはない。住むには良い街だろうけど、観光には不向きな所なのかもしれない。

 3月9日(日)
 早朝に起床し、タクシーに乗りこむ。あ~眠たい。ラジオからカーディガンズのLOVEFOOLが軽快♪に流れている。Airportに着き、アデレードを経由し、アリススプリングスへの今日2回目の飛行機に乗る。窓側に座った私たちは、想像を絶する素晴らしい景色を目にした。オーストラリア大陸のそりゃあもう広大な大地が、果てしない先まで続いている。ぐねぐねと川が流れ、赤土の大地にギラギラとした太陽が照りつけ、憎たらしいくらい眩しい!こんな素晴らしい景色を目にし、なぜだか急に身体が軽くなり、風邪が一気に吹き飛んだ!

 興奮さめやらぬ間に飛行機は着陸し、ロッジへ向かう。ここは、日差しが強く、さらにすごくハエが多い!奴らは一切遠慮することなく、顔や身体に止まってくる。ギャー!私たち繊細な日本の女の子は、そんな事に我慢できるわけなく、早速、ハエよけの帽子を買う。迷彩柄で顔の部分が網になっている変な帽子、こんなの日本じゃかぶる事は出来ないので、嬉しそうに写真を撮りまくった。ココは本当に灼熱で、10分も外を歩こうもんなら、倒れそうになる。360度草原が見える景色の向こ~の方に、小さくエアーズロックが見える。感動☆

 それにしてもやっぱり暑い。シャワーは水だった。こんな内陸、どうやって水が出てくるんだろう?水って本当にありがたいな。

 3月10日(月)
d0020358_20195995.jpg 朝4:30に起きて、エアーズロックのSUN RISEを見に行く。エアーズロックは太陽に真っ赤に染まる明け方と夕方が、最も綺麗なのだ!バスに揺られて数十分、特に寝起きに車酔いする私は、あろうことか神聖なるエアーズロックの麓でゲロを吐いてしまった。(ごめんなさい!)少し落ち着いたところで、エアーズロック登頂開始!登るにつれ風が強くなった。帽子にゴムを付けておいて良かった。(かつて風に飛ばされた帽子を拾いに走り、エアーズロックから転落し命を落とした人がいるらしい。)最初は備え付けてあった鎖も途中でなくなり、自力で登る。両手をついて、ひたすら前へ進む。後を振り向くと、乗って来たバスが蟻のように小さく見えて、見渡す限り一面の大地が悠々と構えている。

 そして、ようやく登頂に成功!やったー!!Y恵と一緒に登ってきた人たちと喜び合ってから、ホッと一息、360度の素晴らしい壮大な景色に酔いしれる。来月から社会人。未知の世界、だけど、なんだか頑張れそうな気がしてきた。辛い時、悲しい時、この景色を思い出そう。細々した社会かもしれないけど、同じ地球上にこんな所もあるんだ。そう思ったら、なんでも出来そうに思えた。
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 一度ロッジに戻ってから、今度は、Mt.オルガ(風の谷のナウシカの舞台)に向かう。ここは秘境のようで、ナウシカに出てくるオウムの形をした岩がたくさんあった。しかし、朝からエアーズロックに登ったこともあり、とてもしんどい。でも、Y恵とナウシカの歌を唄いながら、風が吹くとナウシカの勇敢なシーンを思い出し、楽しく見て感じて歩いた。

  やっと戻ってきてオレンジジュースを飲んだ。今まで飲んだジュースの中で一番美味しい。夜は、カンガルーのお肉のBBQだった。食べ終わり、Y恵と寝転び、満天の星空を見上げた。信じられないほどの数の星空だった。初めて、MILKY WAY(天の川)SOUTHERN CROSS(南十字星)を見た。空気が綺麗とこんな星空が見えるんだー。大阪もこんな星空なら、毎日夜になるのが待ちきれないだろうな。

 ロッジに帰り、アボリジニーのダンスと歌のShowを見た。デジャリドゥの野性的な音に痺れる。こんな民族の踊りと音楽が、私の身体を一番熱くする!showが終わった後、あまりの興奮を抑えきれずに、舞台に駆け寄りアボリジニーの人々に感動したことを伝えた。Thank You!!今日は、朝からステキな事ばかりだった。忘れられない一日になった。

 3月11~12日(火・水)
 エアーズロックにさよならして、シドニーへ来た。一気に大都市になって、ちょっと調子狂いそうになるが、やっぱり都会は都会で興奮する。シドニー湾でクルーズした。北海道から来たおじさんとおばさんと仲良くなった。「写真はたくさん撮るべきだよ、いらないやつは捨てれば良いんだから。」と言ってくれた。その通り!
 シドニーは治安が悪いのか、夜、パトカーがたくさん走っていた。

 3月13日(木)
 短大の卒業式の都合で、Y恵は先に帰国し、今日から私の初めての一人旅が始まる。昨年のオーストラリア旅行で知り合った東大阪のお兄さんに薦められたサーファーの街へ向かう。シドニーからバスで北上すること、7時間。ようやく目的地のポートマッコウリーに到着した。バスを降りると「You can be Emi」そう優しく言って、YHAのおばさんが迎えに来てくれた。

 YHAには日本人は一人だけ、UKヨークシャー州から来たという、ALEXたちと一緒にスーパーに行ったり、アイスクリームを食べたりした。夜は、グラスゴー&エジンバラ出身のルームメイトたちと共に、浜辺でビールを飲んだ。スコティッシュの英語は、本当に聞き取りにくい。「これって英語なの?」必死に話に加わり疲れたのと、ビールの酔いがまわったのとで、その日はぐっすり眠ることが出来た。

 3月14~15日
 一人旅をしていると、たくさんの人と話すチャンスがある。 
 Y恵に借りたビキニを着て、ビーチに座り、大好きなサーファーを眺めていると、おじさんが声をかけて来た。以前、ニュージーランドに住んでいたらしく、話が盛り上がり、おじさんの車で町を案内してもらうことになった。歩いてはとてもいけないような遠いビーチや灯台に連れて行ってくれた。とても親切なおじさんだった。
 夜、YHAでラーメンを作って食べていると、おじいさんが声をかけて来た。「わしの出身地を言うと、みんな同じ返事をするんだ。I'm from Liverpool」というので、「Beatles!」と叫んで答えると、おじいさんは、嬉しそうに頷いた。

 3月16-17日
 シドニーYHAに帰ってきた。4人部屋のドミトリーは、全員が一人旅の日本人の女の人だった。みんなで夜遅くまで仲良く語り合った。
 「パースのそばにバンバリーっていう海辺の町があってね、そこから見るSun Setが最高に綺麗なんだー。あとエスペランスも最高に良かったよ。」
 「へえ~、いつか行ってみたなぁ」
 「明日キングスクロスにある男性ストリップを見に行かない?」
 「えーっ?残念、エミ明日帰るねん」

d0020358_2034592.jpg 朝になった。今日で帰るんだ~。キッチンへ行くと同室の女の子が、コーンフレークと紅茶を用意してくれていた。また、別の同室の女の人が、空港行きのバス停まで見送ってくれた。みんな本当に親切。もう一日ここに居たかった。そして、みんなでキングスクロスへ行きたかった。

 北半球へ戻る飛行機に乗り込んだ。最初は、寂しいかなと思っていた一人旅だけど、いざ一人だと、すべてに達成感・優越感を感じる。これがたまらなく良かった!でも、最初から一人だと絶対に無理だった。突然のお誘いで、初めての海外旅行がこんな個人旅行、挙句の果てに帰りは一人で飛行機に乗らないといけなかったY恵に本当にありがとうって言いたい!また行きたいな。
 See you later, Australia!!
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by dance_littlerock | 2005-04-11 22:50 | 卒業旅行